10 朝と昼と晩と朝
コロナ以後、日付に敏感になった。これはコロナ以前に書かれたものなんだなあ、これが書かれたときわたしはどこでどのように過ごしていたかなあ、と毎回思いを馳せるようになったと思う。最近発売されて購入した本が日付が書かれている日記形式だったり、手紙のやりとりを書籍化したものだったりしたこともあるが。コロナ禍で人と直接会えないぶん、そういう形式でのやりとりが多くなったのだろうがそこに日付が書かれていて自然に目がいくし考えざるを得ない。それは過去に思いを馳せているのだが、それと同時に現在の日付や曜日は忘れがちになっているなあ、自分。最近は時間もあやふや、というか今はこれくらいの時間だろう、と予想してる時間よりも随分ずれることが多い。コロナ以前には戻れないのに、コロナ以前と同じく時間は過ぎてゆくんだよなあ。