2021/3/6 破壊と再生と
洞窟から子宮、子宮から家、家から積み木、ときて最近は積み木を実験的に制作している。
積み木のことを意識してリサーチしていたわけではないが、土壌のことや分解のことをリサーチしよう、と思い読んでいた「分解の哲学」に偶然にも積み木のことが書かれていた。(読んでいた当時はまさか積み木の箇所が自分の制作に生かされるとは思っていなかった。)
ドイツの教育学者フリードリヒ・フレーベルは積み木遊びに生殖や繁殖といった子孫を増やしていく、というイメージを抱いていたようだ。そして彼は、積み木遊びには均衡と自己増殖的な運動(本来、植物が生殖によってみずから増殖していく有様)という2つの現象があらわれてくる、と言っていて、とても興味深いし自分の中で全部つながった感じがしていて気持ちが良い。